Interview

対談インタビュー
Tokyo Tea Trading
生産管理部部長
峯苫 大夏
Tokyo Tea Trading
生産管理部マネージャー
河原 真介
Tokyo Tea Trading
生産管理部部長
峯苫 大夏
Tokyo Tea Trading
生産管理部マネージャー
河原 真介

細部にまでこだわり、高品質な製品を生み出す

Tokyo Tea Tradingで高品質な製品を生み出す生産管理部。生産現場はどのような特徴、そしてこだわりを持っているのでしょうか。生産管理部長の峯苫さんと、マネージャーの河原さんに、ざっくばらんに話してもらいました。

Tokyo Tea Tradingの品質のカギを握る

ーお二人のキャリアと、担当業務を教えてください

峯苫:私は食品メーカーの物流部門で18年、フルフィルメント運営を担う会社で4年勤務していましたが、2021年にTokyo Tea Tradingの物流担当として入社しました。現在は生産管理部長として、Tokyo Tea Tradingの生産現場をマネジメントする立場です。しっかりと高品質な製品を世に送り出すのが私の役割ですね。

河原:峯苫さんは長いキャリアを築いてから転職されていますが、入社の決め手は何だったのでしょうか?

峯苫:やはり大塚社長の熱意でしたね。実は同時期に、ECフルフィルメントサービス企業から内定をもらっていたのですが、大塚社長に「一緒に会社を変えてみない?」って言われてすごくワクワクして。ここでチャレンジしようと思い、入社しました。河原さんは、この会社で長く働いていますよね。

河原:私は当社の前身である会社に入社し、10年ほど別事業でキャリアを歩んだ後、2003年から台湾茶事業に移り、2016年からTokyo Tea Tradingの仕事に携わっています。異業種から台湾茶の事業に関わることになったので、まるで転職したような気持ちでしたが、当時は新規事業だったこともあり、「面白そうだな」と思いました。現在は生産管理部のマネージャーとして、数値の管理や、生産計画・原材料の購買計画策定、人員配置、稼働管理などを行っています。

峯苫:河原さんは基本的に、茨城県の坂東工場で生産現場を見てくれていますよね。

河原:そうですね。峯苫さんが経営的な視点で旗振り役をしてくださるので、私はそれを生産現場に落とし込んでいます。峯苫さんと勤務地は異なりますが、ほとんど毎日、連絡を取り合っていますよね。

峯苫:現場は生き物なので、日々状況が変化します。何かあればすぐ対応できるように、緊密に連携しています。

徹底した安心・安全な製品づくり

ーTokyo Tea Tradingの強みや特徴を教えてください。

河原:まず、安心・安全に対する意識は非常に高いです。農薬や化学肥料に頼らない原料を使用することで、有機JAS認証を受けていたり、安心・安全な食品をお客様に届けるための国際規格「FSSC22000」を取得していたりと、品質に対して厳しい基準を設けています。

峯苫:人の口に入るものを提供するわけですから、安全は第一です。一方、生産現場としてはコストへの意識も欠かせません。安心・安全な製品を、より低いコストで生産することが求められているので、そのバランスをコントロールするのが難しいですね。ただ、それを実現しているからこそ、自信を持って商品を世に送り出せています。

河原:台湾茶は香りが豊かで味も美味しいお茶です。私たちはそうした台湾茶を低価格でお届けしていますが、それは容易なことではありません。社員一人ひとりの努力によって成し遂げられています。

峯苫:そうですね。また商品のバリエーションも豊富で、日常のシーンに合わせて多くのラインナップから選べます。仕入れ先も品質に対して強いこだわりを持ってくれているので、Tokyo Tea Tradingとして素晴らしい商品を提供できていますよね。

河原:私はパッケージデザインもすごく好きですね。素敵なデザインで、思わず手に取りたくなるようなパッケージになっています。

峯苫:台湾まで茶葉を買いに行くようなコアなお客様も、私たちのブランドを気に入ってくださるなど、本格的な台湾茶が購入できるブランドとして認知していただけています。一方で日常使いができるようなお茶もあるので、本当に生活に寄り添った商品展開ができているのかなと感じます。

全スタッフが同じ方向を向くために

ーTokyo Tea Tradingのものづくりにおける、こだわりを教えてください

河原:まず生産現場としては、一貫性のあるスムーズな生産を維持し、高品質な製品を生み出すことが求められます。また製造は原料の調達から製品の出荷まで、さまざまな人とモノが関わるため、多くの段階で調整が必要になります。全ての工程において、細心の注意を払うこと、そして効率的な管理を行うことには強くこだわっています。

峯苫:すごく大切な姿勢ですね。私たちは高品質な原料を台湾から輸入しているので、しっかりとその味、香りを活かした製品にしたいと常々思っています。そのためには細部にまでこだわり、心を込めて製品をつくり、届けることが重要ですね。

河原:これは生産を管理する私たちだけではなく、オペレーターさんを含む全スタッフが意識すべきことです。朝礼での情報共有や、日頃からコミュニケーションを活発化させて連携しやすくするなど、品質管理を徹底するための組織づくりを行っています。

峯苫:スタッフ一人ひとりに個性があって、全員が同じレベルに達することは難しいことですが、何とか同じ方向を向くことができるようコミュニケーションを取るようにしています。それが私たちの役割でもありますよね。

河原:質の高い製品を生み出し続けるためには、生産スタッフ全員が理解し合い、自分たちの考えを発信できる環境をつくることが大事ですね。

ポジティブな意見を出し合える組織にしたい

ー今後の目標をお願いします

峯苫:これまではルールや制度は整備されていても、それがマニュアル化されていなかったり、浸透していなかったりする部分がありました。そこを改善するために、最近はシステムを導入して、原料を入荷してからお客様にお届けするまでの製品情報をトレーサビリティする仕組みを構築しました。スタッフの生産性が向上し、よりスムーズに仕事が進められるようになったと思います。

河原:システム化が実現できたことで、品質の均一化にもつながっていますよね。

峯苫:そうですね。品質の高さがTokyo Tea Tradingへの信頼につながると思うので、これからも大切にしていきたいです。河原さんの今後の目標はどうですか?

河原:部門をマネジメントする立場として、スタッフ一人ひとりの能力を、もっと引き出してあげたいと思っています。より良い組織にしていくためには、活発にコミュニケーションを取り合い、いきいきと働ける職場でなければなりません。従業員たちからポジティブな意見、前向きな考え方が出てくるような、接し方を心がけていきたいと思っています。

峯苫:私も胸を張って言いたいことがあるのですが、Tokyo Tea Tradingのスタッフは、本当に素晴らしい能力を持っているんです。50名くらいの組織ですが、これだけ高品質な商品を生み出せているのは、自分たちの才能を発揮して働いてくれているから。そんな彼らの能力を、もっともっと引き出してあげたいですよね。

河原:本当にそうですね。自分たちが持つ能力を最大限に発揮できたら、会社全体の生産性はより向上していくと感じています。そうなるような組織づくりを行っていきます。

プロフィール

峯苫 大夏
食品メーカーの物流担当や、フルフィルメント運営などを経て、2021年に入社。Tokyo Tea Tradingの生産管理部長として、育成業務や目標数値達成に向けたマネジメントを行っている。
河原 真介
前身の会社に入社してから10年ほど別事業に携わった後、2003年から台湾茶事業に移り、2016年からTokyo Tea Tradingに。現在は生産管理部のマネージャーとして、坂東工場の生産計画・原材料の購買計画策定や人員配置、稼働管理などを行っている。